時々目にするこの光景。朝早くから「ブォーン」と、結構な音量で聞こえてきます。↑この写真は私達が住んでるレジデンスのベランダから撮ったものです。最初は「火事⁈」と思ってびっくりしましたが、これ、「モスキートフォギング」とか「ペストコントロール」と呼ばれるもので、主に蚊や害虫の駆除のための殺虫剤を撒いているんだそう。1~2週に1回はしてると思います。しかも、うちのレジデンスだけではなくあちこちでしているので、その度にこの煙モクモク現象が見られます。そんなに撒かないとだめなかな?と思っていたのですが、マレーシアや他の東南アジアでは「デング熱」という蚊を媒体とした怖い感染症があります。デングウイルスを持った蚊に刺されて感染してしまうと、数日で突然の高熱、頭痛、目の奥の痛み、筋肉や関節の痛み、発疹といった症状が現れて、その後最悪の場合命を落とす事もあるのだそうです!でも、そこまで重症になる場合は全体の5%ほどで、8割は無症状、それ以外も軽度の症状だとか。大事なのは、蚊に刺されて急な高熱が出たり発疹がでたら、すぐに病院に行って診てもらうのが重要です。まだ、特効薬やワクチンが開発されておらず、入院しても対処療法や点滴や輸血しかないそうですが、でも、自宅で急変して亡くなったという報告もありますので、油断大敵です。
コロナ禍で外出制限がかかった時には、このモスキートフォギングをする業者も外出できなかったため、マレーシアではコロナよりデング熱の方が深刻だったようです。
それにしてもこのモスキートフォギング…。匂いもすごいし、近くにいたら目もしばしばして、すっごく体に悪そうなんです…。でもデング熱も害虫も駆除してもらいたいし…。そして、もう一つ心配なのが、散布している業者の方々ですが、すごいガスマスクしてる人はまだいいのですが、普通のマスクだけの人も…目は痛くないのか、呼吸は大丈夫なのか心配になります。
頻繁にモスキートフォギングをしてくれていても、やはり蚊には刺されます。いたちごっこですが、しないよりマシですよね。蚊に刺されると私とすみれはすごく腫れて何日も痒みが続き、とても辛いんです。で、その度にステロイドの軟膏を塗っているのですが、毎回なんか抵抗が…。何か良いものはないかと思っていたのですが、なんと、刺されて半日以内くらいだったら痒みを取る事が出来るという物を見つけました!
蚊の唾液に含まれる痒み成分を熱処理して痒みを抑える効果が期待できます!スマホの充電ポートに差して過熱を待ってから使用します。待ち時間はほんの10秒!小さいので家の鍵と一緒にキーホルダーに付けたりして持ち運べますが、キーホルダーに付けた場合、肝心の器具の方が落ちる可能性もあるみたいなので、私はポーチに入れてます。実際に試した結果、ちょっと熱っ!となりますが、痒みを抑える事が出来ました!でも、腫れはするので痒くないのに腫れている状態で、不思議な感覚でした。すみれは「child」モードで試してみましたが、やはりちょっと熱かったみたい…でも、痒みはほぼ出なかったので、かなり優れものです!ですが、デング熱に関して言えばウイルスをやっつける訳ではないので、やはり刺されないようにするのがベストですね。
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